「ラフマニノフ」を観て [シネマ]
- 出版社/メーカー: ポニーキャニオン
- メディア: DVD
96分の短い映画である。
ラフマニノフの曲にインスパイアされて作られた映画はこれまでにも見たことがある。クリストファー・リーブ主演の「ある日どこかで」だった。
これは、ラフマニノフその人のストーリーである。必ずしも忠実というわけではなく、創作であると注意書きが最後にあったが、どうなのだろう。
- 作者: ニコライ バジャーノフ
- 出版社/メーカー: 音楽之友社
- 発売日: 2003/07/01
- メディア: 単行本
こちらの方の本もまだ読みかけであった。
ラフマニノフ、自分ではときどき弾いているものの、人前では弾いたことがなく、まだこの先の課題である。
昨年の発表会で、幼稚園の時からずっとピアノを習われているという同年齢の実名もHNと同じ方が、今年はどうもラフマニノフを弾くようである。なので、ちょっとばかり気になっているのだが、
私は自身の体調のことも考えて、モーツァルトに決めているのだが、一度弾いたことがあるとはいえ、自分でもこれで果たして大丈夫だろうか?....と自身無気なのである。
もう、今となっては時間も限られていることだし、迷いは捨てないといけないのだが.....。
そうそう、このラフマニノフを観て気になったのは、ラフマニノフがライラックの花が好きだったということ、そしてヘビースモーカーだったのかということ。恋多き人であったこと。わけても芸術家の蠱惑的な女性、従妹で妻になったナターシャ、そして教え子で何度か彼を体制側から救ってくれた女性のマリアンナ....何人もの女性と肉体的な関係を持つのは才能のある作曲家ならではのことなのだろう。
この映画の中でセルゲイは「自分の意に染まない人が来ているコンサートでは弾かない」と演説したり、演奏会をドタキャンしそうになって、周囲のものをハラハラさせる。
美しくも切ないメロディーの生まれる背景を、これを観ることによって、あたかもその場にいあわせたかのように知ることになった。
とても魅力的な男性であったのがわかる。
この映画ではコンチェルト2番、
前奏曲嬰ハ短調Op.3 No.2
前奏曲嬰ト短調Op.32 No.12
交響曲No.1
幻想小品集 Op.3 No.1
ヴォカリーズ Op.34 No.14
パガニーニの主題による狂詩曲
「スクリャービン」
練習曲 Op.8 No.12
「ショパン」
練習曲 Op.25 No.9
などが収録されている
ハーヴェル・ルンデン監督 ラフマニノフ.....エフゲニー・ツィガノフ
2008年 公開
2007年制作 ロシア 原題:LILACS
(原題からして、ライラックの意味でしょうね、そういえばシャンソン(フランスの古い歌)にもライラック(リラ)の花の歌が歌われていますね、それを日本の訳詞では「すみれ」になっていたりしますが)
我が家の庭にも毎年ライラックの花が咲きます。香りもステキです。
今度写真をUPしたいと思います。まだまだ、季節は先ですが、どうぞご期待くださいね。
初志貫徹!Estherへの改名で心機一転、モーツァルトで頑張りましょう☆
ライラックの画像楽しみにしています☆
ところでEstherへの改名祝いとしてEstherの意味ですが。。。
①ヘブライ語(Hadassah):マートル(Myrtle、地中海沿岸原産の常緑樹)、又は、キンバイカを意味する。中国語名:香桃木。
②ペルシャ語(Setareh):星(マートルの花は輝く星の様に見える)。
③ギリシャ語(Astara):明星。
マートル又はキンバイカの画像付説明:http://www2q.biglobe.ne.jp/~sakai/myrtle.html
記念に庭に植えられてはいかがですか☆
by アマデウス (2010-03-09 12:28)
アマデウスさん、ご丁寧にどうもありがとうございます。ギンバイカ、庭に植わってます。とてもよい香りです。何と、知らずに植えていたんですね〜。これは何かやはり、目に見えないパワーがあるということでしょう〜。
アマデウスさん、きょうもK.333を弾いていましたよ。
by Esther (2010-03-09 14:29)
「ラフマニノフ」、WOWOWで観ました。俳優は作曲家としてのいい雰囲気を出していたと思います。ただ、ロシアの映画は、どうも重くて・・・w
by sig (2010-03-10 11:06)
sigさん、やはりご覧になられていましたか。
手も大きくて、ラフマニノフみたいでした。
芸術家の激しさみたいなものが感じられました。かなり愛し合うシーンもでていましたが、抑制された描写のように感じました。
by Esther (2010-03-10 11:42)